#644

駅から遠く離れた場所に、ポツンと一軒あるお蕎麦屋さんです。
その存在はかなり前から知っていましたが、その風貌から中々訪問するのを躊躇していました。薄暗い店内。13:30を過ぎていたので、先客は１名のみです。テーブル席とカウンター席があり、カウンターに陣取ります。
目の前にある木札に書かれたメニュー。
ラーメンなどの中華系のメニューあり、豊富なラインナップですがセット物はありません。なのでたぬきそば480円とカレ―ライス620円の２品を注文。アルミのトレーに乗ったたぬきそばとカレ―ライス。
カレーは粘度強いルー。ちょっと塩味が強いですが、まさに良く言う《蕎麦屋のカレー》。ほんのりお出汁を感じる美味しいカレーライスです。
具材は溶けこんでおり、認識出来るのは玉ねぎと豚肉。
上に乗る彩のグリーンピースが、どこかほっこりする美味しいカレーライスです。もう一方のたぬきそばは、揚げ玉とほうれん草。ナルトの布陣。
真っ黒いスープですが、見た目ほど濃くはありません。
素朴な味です。少し時間が経つと、揚げ玉がスープを吸い込みふわふわに。
たぬきの醍醐味、爆発です。お出汁にも揚げ玉のコクが追加されます。
温かいスープなので、お蕎麦は若干柔らかい歯応え。量は多めです。
カレー→たぬき→カレー→たぬき　とガツガツ食べ進めます。
入るまでの心配は、既に無用。
飾らない町のお蕎麦屋。またお邪魔します。
（山形家/三鷹）
油の大将　揚げ物放浪記
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